マザーレイクフォーラム(4)びわ湖への約束 ~釣り人による清掃活動

前回まで3回の投稿で午前中の模様をお伝えした、マザーレイクフォーラムびわコミ会議のレポート、つづきです。

前回までの投稿もぜひ、お読みください。

マザーレイクフォーラム(1)参加にあたって

マザーレイクフォーラム(2)びわ湖の現状

マザーレイクフォーラム(3)各団体の活動報告

 

第2部のご説明を聞きつつお弁当を食べつつ打ち合わせをするという慌ただしい昼休みを終えて、午後の第2部スタート。

まず冒頭、滋賀県の三日月知事からご挨拶がありました。
このとき、釣り人による清掃活動についても言及してくださいました。

三日月知事「毎年この会議楽しみにしてますし、いまもポスターブース等を拝見させていただいてですね、いろんな取り組みの輪を広げていただいているなあということを実感しています。

今年の午前中の会議でも、ご紹介なり発表があったと思うんですけど、釣りをする人が、びわ湖との関わり、きれいにする取り組みに参加していただいたり、また川本勇さんをはじめ、コンペをして、その収益をびわ湖のためにというような活動であるとか、100キロ歩いて、その中で集まったお金をびわ湖のためにとかですね、いろんな形で、できることから、びわ湖や周りのためにやろうという活動が広がっていることを大変心強く思っています。

いま嘉田前知事もいらっしゃいましたけれども、ぜひ行政や、地域や、立場を越えて、みんなでびわ湖や未来のために行動を起こしていきたいと思っています。」

つづきはぜひ、動画でご覧ください。

 

三日月知事にはパネル展示もご覧いただけたようで、嬉しいです。

午後の部は、テーマ別のテーブルに分かれてディスカッションを行います。
全部で15のテーマがあり、どのテーブルに参加するのも自由ですし、ディスカッションを外から眺めるだけでもかまいません。
ただし、3つの注意事項があります。

 ほかの参加者の話に耳を傾けよう

 批判するのはやめよう

 みんなで平等に話し合おう

各テーブルでテーマに沿って80分間の議論を行い、最終的に1つのキーセンテンスにまとめます。
各テーブルのキーセンテンスを「びわ湖への約束」と位置づけて、その後の50分間の全体討論で共有します。

このキーセンテンスは、「びわ湖版 SDGs」(エスディージーズ、持続可能な開発目標 )にも反映され、滋賀県の環境審議会や、次のびわコミ会議のテーマにも活用されます。
また、各グループの議論の内容は、「マザーレイク計画21」の改定や推進にも活用されます。

つまり、私たちの声を届ける、とても貴重な機会なのです。

以下の15のテーマがもうけられました。

グループディスカッション 共通テーマ:○○を活かす、○○と生きる

 1.釣り「人」で活かす! ~びわ湖への恩返し、感謝の気持ちを込めて。~

 2.湖東地域の連携を活かす! ~湖東地域のトンボを守るため、市民、団体、企業ができることは?~

 3.ヨシを活かす! ~ヨシの保全と活用を考える~

 4.ビワイチで活かす! ~ビワイチの推進について~

 5.学びに活かす! ~びわ湖で学ぶ・びわ湖を学ぶ~

 6.若者の力を活かす! ~若者が滋賀の魅力を発信していくには?~

 7.びわ湖の魅力を国際化に活かす! ~海外にびわ湖の魅力を伝えるには?~

 8.水草を活かす! ~どうする?びわ湖の水草問題!~

 9.水害と生きる! ~どうやって水害から命や財産を守る?~

 10.地域フォーラムとの繋がりを活かす! ~地域フォーラムの現状と今後に向けて~

 11.びわ湖と農業を活かす! ~びわ湖と共生してきた滋賀の農林水産業を世界農業遺産に!~

 12.外来種と生きる! ~びわ湖における外来種問題、どうする?~

 13.せっけん運動を活かす! ~せっけん運動40年「未来のセンタク」循環するくらしへ~

 14.水源の森を活かす! ~びわ湖水源の森を守り活かす自伐型林業~

 15.琵琶湖周航の歌を活かす! ~琵琶湖周航の歌100周年にちなんだ「なぞり周航」と「びわ湖音楽祭」

私たちのテーブルのテーマは、もちろん。
びわ湖を「釣り”人”で活かす!~びわ湖への恩返し、感謝の気持ちを込めて。~」です。

ディスカッションの進行役は、右も左もわからない私たちを事前の準備からフォローしてくださった、マザーレイクフォーラム実行委員の中野さん。
釣り人でもある中野さんは、2月の「淡海の川づくりフォーラム」でも釣り人による清掃活動の発表をご覧になり、そのご縁で、3月に行った草津市志那湖岸の清掃活動にも参加してくださいました。

※淡海の川づくりフォーラムに関する投稿
「奇跡を生んだ勇気~淡海の川づくりフォーラム」
もぜひご一読ください。

さらに、滋賀県職員のIさんも私たちのテーブルに。
Iさんも、3月の清掃活動に参加してくださいました。
実は、淡海の川づくりフォーラムへの参加を悩んでいたとき、いったんは辞退しようと電話をかけた津熊さんを電話の向こう側で引き留めて、
「今までにないことで、楽しみにしてるんですよ、ぜひ参加してください!」
と力強く背中を押してくださったのも、このIさんでした。

いつも釣り人による清掃活動を支援してくださっている国土交通省ウォーターステーション琵琶の武田さんももちろん、私たちのテーブルです。

これまで何度かブログでご紹介してきましたが、清掃活動での他団体との連携支援にはじまり、淡海の川づくりフォーラムへの参加、琵琶湖博物館研修会の調整、水辺の匠への出展、さらには雑誌記事や報告書の推敲、関係各所への許可申請や御礼のご挨拶まで、あらゆる活動を全面的に支援してくださっているのが、武田さん、池田さんをはじめとするウォーターステーション琵琶の皆さんです。
このマザーレイクフォーラムに向けた打ち合わせもウォーターステーション琵琶の会議室をお借りして、いろんなアドバイスをしていただきました。

そして釣り人の皆さん、お気づきでしょうか。

実は、瀬田川洗堰の放流量を釣り人が気にしている(魚の動きに影響する)ことを知ってからというもの、ウォーターステーション琵琶の公式キャラクターしずくくんは、twitterやFacebookで、放流量の変更をなるべく早く発表してくれているのです。
以前は、日中に変化した放流量は翌朝にしかわからなかったはずです。

マナーの悪い釣り人に対して啓蒙をしつつ、いつも密かに、釣り人を応援してくれているのです。ありがとうございます。

釣り業界からは、滋賀県大津市を拠点とする釣り具メーカー株式会社ジャッカルの代表取締役社長でありトーナメントプロとしてもご活躍の小野俊郎さん(左)、びわ湖でバス釣りガイド業を営む琵琶湖遊漁船業協会会長の河畑文哉さん(右)も、午前中から参加してくださいました。

 

前前前回のブログで少しご紹介しましたが、地元滋賀県で清掃ボランティアをしており、釣り人が残すゴミに悩まされているというKさんも、私たちのテーマに興味を持って参加してくださいました。

さらに書記係として滋賀県立大学の学生Oさんに手伝っていただき(おかげさまでディスカッションに集中できてとても助かりました)、淡海を守る釣り人の会の津熊さん、Zさん、私(田城)を加えた総勢10名でディスカッションが始まりました。

 

全員の自己紹介のあと、
「(滋賀県にいる人間として)特に釣り人に対して感情的に対立しているという意識はなく、ましてやわざわざ大阪から来て清掃活動をしている人に対して怒るわけないのに、なぜアウェー感を感じていらっしゃるのか。
ちゃんとしてるやつ、してへんやつがいるのは釣り人に限った話ではないし、釣り人だからってひとくくりにされることもないと思うし」
というご質問をいただき、そのアウェー感の共有から始まりました。

人により思いはさまざまでしょうし、これはあくまで私の主観なのですが、まず釣り人は、立場を変えて見れば、釣りのゴミや騒音などをもたらす迷惑な存在であることは、否定できません。
その一方で自分たちからすれば、外来魚問題がクローズアップされてバス釣りがあちこちから叩かれるようになり、びわ湖では外来魚リリース禁止となり、釣りを楽しみたいというのは自分たちのエゴだとわかってはいるけれど、だからといって消化しきれない悲しみや怒り、何を言ってもどうせ受け入れてはもらえないし口を開けばもっと叩かれるだけという虚しさや諦め、固いしこりのようなものを、ずっと長い間、抱えたままでいるのではないでしょうか。

でも、この半年間、県の職員の方や地域の方と顔を合わせてお話しする中で、そんなしこりがほぐれていくことを実感しました。

立場や見解の相違はあっても、その違いを受け入れてくださる温かさに何度も触れましたし、自治体の方も単純にブラックバスだけを悪者扱いしている訳ではありません。
前々回のブログにも書きましたが、護岸の変化、産卵場所であるヨシの減少、水位操作によるホンモロコの卵の干出、プランクトンの増減など、さまざまな要因が生き物に影響を与えていることも把握されています。

ディスカッションでは、次のような意見が出ました。

・バス釣りブームの頃は確かに釣り人のマナーが悪かったけれど、外来魚問題が話題になり、バス釣りが叩かれるようになってから、危機感を感じてマナーに対する意識は大きく変わったと感じている。それでも、これまでメディアで叩かれ続けてきたことで、なかなか悪いイメージを払拭できていない。

・琵琶湖遊漁船業協会では、漁師さんが設置している漁具や近隣住民の方に対する騒音、安全を考慮し、びわ湖での航行ルールについて、たとえば岸から300m以内は7ノット以下とか、エリ(定置漁具)の周りで釣りをしないとか、自主規制をもうけて、ホームページにも掲載し、周知に努めている(協会自主ルールについては、こちらをご覧ください)。

・ほかにも橋脚の周りでは釣りをしない(死角になって危ない)、琵琶湖大橋の橋脚の間隔が広いところしか走行しないなど、安全に関する自主規制がある。びわ湖では年中多くのボートが走っているわりに事故件数は非常に少ないが、未然に防げていることはクローズアップされない。

・SNSで「ゴミを拾って帰ろう」とかマナーに対する呼びかけを投稿すると、いいねの数がほかの投稿よりも格段に増える。マナー向上の意識を持っている人が多いと感じている。

・ボートだけじゃなく岸釣りをするときも、清掃活動をするときもライフジャケット着用しようと、いま呼びかけている。子供の頃からライフジャケットを着ていれば大人になってからも着てくれると思う。

・バス釣りはアメリカから来たので、バス釣りのスタイル、かっこよさに憧れて始めた人もいる。プロは特にマナーを守ることも含めてかっこいいところを見せて、それを若い人が見てまねしてもらって、かっこいい、スマートなバス釣り人が増えたらと思う。

・そういう風にいろんな面で心がけていても、外には伝わっていないから、アウェー感を感じてるんですね。

・外来魚問題で叩かれてきたから、そもそもこちらの声はとりあげてもらえないし、発信もできない。一を言ったら、十になって返ってくる。とにかく批判される、という印象。それが怖いから、なにも言えない。

・実際に清掃活動を通じて、顔の見える関係を構築していくと、いつも歓迎していただいている。

・そのアウェー感を脱却して、スマートさの発信へと変えていかないといけないのではないか。

・釣り人にとっては、世界記録のブラックバスが釣れたびわ湖は世界一。世界中の人が憧れている。その釣り人にとっての価値も、伝わっていない。

トーナメンターでもあるジャッカル社長の小野さんは、ご自分の人生に照らして、こんなお話をしてくださいました。

小野さん「ブラックバスというと外来魚という最初のフィルターがあるから、どうしてもネガティブな印象とつながるけれども、実際には釣りにはすばらしいことがいっぱいある。
自分の人生に照らしてみても、横浜で生まれて、ブラックバスの釣りが好きで、大学に入って、関東からみんなで車にぎゅうぎゅう詰めになって乗り合わせてびわ湖に来るようになって、こんな大きな湖は関東にはないし、大自然の中で、すばらしい魚がたくさん釣れて、本当にすばらしい感動体験ができた。
そのときはおぼろげに、こんなところに住めたらいいなと思っていたのだけれど、釣り具業界に就職して、最終的には滋賀県に移り住んで、会社を興して、家族を持ち、子供もこの滋賀県で育って、僕の人生そのものがびわ湖で変わってきた。
少なからずの人が、釣り、っていうキーワードをベースに、本当はびわ湖にくるきっかけなんてなかったはずの人たちがいっぱい集まって、このびわ湖というすばらしい湖で、すばらしい感動体験をした人はいっぱいいると思うんですよ。なかなかその価値は、他には、ないと思うんです。
それこそ40才、50才、僕や河畑さんくらいの年齢の人間でも大きい魚が釣れると、手が震えるわけです。この年になって手が震えるほどの感動って、なかなかないですよね。そうやって、人々の人生を豊かにできる、すばらしい価値がびわ湖にあって、まさに今回のテーマは「びわ湖を活かす」なので、釣りを通して、そのすばらしい価値をなんとか、もっと活かせられないかと思います」

日本全体で見れば、バス釣り業界の規模は小さいかもしれません。でも、そこに人生を賭けてきた方たちが、たくさんいます。
また、釣りのひとときを、びわ湖に行くことを心の支えにして生きている方たちも、たくさんいます。

人生を豊かにしてくれたびわ湖に、恩返しがしたい。そんな思いで、私たちも清掃活動をしています。

Iさん「いまびわ湖を活かすという話があったけれども、清掃活動を通じて皆さんとお話ししてすごいなと思ったのは、皆さん日々釣りに出ていて、湖上の変化について気づき、よく知っていらっしゃる。行政としては、釣り人さんの知っていることを活用させていただく、ということも今後は必要だと思う」

武田さん「私がこの活動で最大限に支援させていただいていることがあって、それは日々湖上に出ている釣り人さんはびわ湖についてすごい知識を持っているので、博物館の研究者と接する人間として、それをどうにか活かせられないかという思いで、博物館の研究者や、県の水産課に情報を上げているんです。
それが県政に反映されてびわ湖がよくなれば、流域もよくなる、みんなのハッピーがつながるんですね。
バスプロの前田さんがバスボートで博物館の前まで運んでくれた水草を研究者に届けて、びわ博フェスで2日間展示させてもらって、そんなことがもう起こり始めているので、今後どんどん協力していただいて、情報提供をお願いしたいなというのが、この活動を支えている理由でもあります。
アオコが大量に発生したとかこんな水草が増えてきたとか、ニュースや新聞に出た頃にはだいぶ前から釣り人さんは知ってるんです」

実際に武田さんのご支援によって実現したバス釣りプロガイド前田さんと博物館学芸員である大塚さんの連携について、7月に中日新聞に掲載されました。

2017/7/29 中日新聞朝刊

 

私は小野さんに、こんな質問をしました。

「小野さんはトーナメントとかロケとか、全国各地のフィールドで釣りをされているので、”びわ湖ならでは”の魅力、違いを実感されていると思うのですが…」

答えにくい質問かと思ったのですが、小野さんは、即答されました。

「びわ湖は、”象徴” ですからね」

この言葉は、多くの釣り人の、びわ湖への思いを代弁しているのではないでしょうか。

唯一無二の、象徴的存在

それが釣り人にとっての、マザーレイクびわ湖です。

そんなびわ湖に、釣り人として、なにを約束できるのか。

武田さん「釣り人さんの持っている情報をありったけ県にあげてもらって、もっと活かしたいんです」

小野さん「自分たちの持っている情報がどれだけ貴重かが、釣り人自身にはわからない。ビワコ虫の話にしてもアオコの話にしても、僕らにとっては日常的なできこととして、あ、変わったな、でスルーしてしまう。だからどんな情報を求めているのか、あるいは僕らがどんな情報を持っているのか、お互いにやりとりできればより有効活用できると思います」

武田さん「(このフォーラムの司会者である)佐藤さんのいらっしゃる琵環研(琵琶湖環境化学研究センター)は柳が崎にあるし、琵琶湖博物館は烏丸にありますので、問い合わせてもらえればと思います。
またみなさんすごいのが、長いことびわ湖にいてるんですよね。もう20年とか、年間200日琵琶湖に浮いている。経年変化をご存知なんです」

小野さん「また、毎年違うんだよね」

武田さん「そういう所見を、ぜひ教えていただきたいんです」

河畑さん「今年は水草が少ないしね」

小野さん「それは冬の間水温が低かったからとか、いろんな説があるんだけれど」

武田さん「みなさん自分なりの仮説を立ててはるんですよね」

小野さん「藻の情報とか、釣れる釣れないに影響するから、みんなよく知ってますよね」

中野さん「みなさんが持っている断片的な情報を、佐藤さんとか専門の方がつなぎ合わせれば、何か見えてくるかもしれないですね」

🐟

Kさん「みんな琵琶湖は日本一大きい湖やっていうけど、私は世界有数の古代湖やと思っていて、そういう風に言ってほしいんです」

河畑さん「僕らがボートに乗って山を見てたら、もう何千年も風景が変わっていないというのはすごいことやなあと思って。そこでこうやって20年も釣りさせてもらって、夕日が沈んでいく風景とか見てたら、いやー何千年も前からこの景色は変わってないねんなと、釣りしながらずっと、感じてますね。これは本当に、感動します」

話は尽きないままキーセンテンスをまとめる時間がきて、書記係のOさんがきれいにまとめてくれた大量の付箋を眺めながら考えました。

田城「連携は1つのキーワードですよね。自治体の方とか、地域の方とか」

津熊さん「琵琶湖遊漁船業協会さんも、毎年せっかくフィッシングスクールを開催されて、子供たちに釣りの楽しさや自然について教えられたりしているので、(バス釣りの)ガイドさんたちも、こういう場にもどんどん出ていただいて、もっと地域とつながれば、もっといいイベントができると思うんです。
ただ、ほら、アウェー感が、バスプロの方のほうがどうしても、強いと思いますけれど」

河畑さん「刷り込まれてますからね笑」

バス釣り業界の方ならではの、なかなかぬぐいきれぬアウェー感。それを受けてIさんから

「滋賀県もこうしてマザーレイクフォーラムや淡海の川づくりフォーラムでオープンに話し合う形ができて、だいぶ変わってきたんです」

というご説明をいただき、小野さんが

「全然違う。2003年頃とは、全然違う!」

とおっしゃって全員が笑うという、なんだか嬉しい瞬間もありました。

 

普段からお子さんとゴミ拾いをしている Z さんは、「みんなで集まるゴミ拾いもいいけれど、本当は、そういうイベントがなくても、みんながいつも当たり前にゴミを拾って帰るようになってほしい」と願い、津熊さんと一緒に2人で清掃活動をスタートさせました。そんな Z さんからは、こんな提案がありました。

Zさん「中学生とか高校生とか、若い子がSNSでゴミ拾いの写真を投稿したら、みんなでいいねしてシェアして(間接的に)ほめてあげてほしいんです。
その子が大きくなってまた、子供にゴミ拾いを教えるようになって、そうやって、次世代につなげていければと思うんです」

武田さん「そう、この間の(マザーレイクフォーラムの発表に向けた)ミーティングでも、もっとほめていこう、いいねしてシェアして若い子ほめて育てていこう、っていう話が出たんです。若手の育成!」

個人でも団体でもゴミ拾い、清掃活動がもっと盛り上がるように、当たり前になるように、ぜひ、ゴミ拾い投稿のいいねやシェアをお願いします。

Iさん「スマートとか、憧れとか、そういう言葉がええんやないかな」

河畑さん「僕が先輩から言われたのは、夢を売る仕事やから、まずかっこよくなければならないってことです。
たとえ、苦しくても。それを、見せない!笑」

小野さん「そうね笑」

Kさん「かっこいい、(つり)人、がいいんじゃないかな、釣りに限らずだから。()を付けて」

田城「人生そのもの、生き様にも通じることですもんね」

中野さん「琵琶湖への愛情とか感謝の気持ちを、体現できているような人」

武田さん「たぶん誰よりも、びわ湖を楽しんではるんですよ。びわ湖の良さを知っているから、伝えられるんですよ、釣り人さんは」

武田さんご自身も今年から釣りを始められたので、

武田さん「湖岸に立って、初めて見える風景があるんです。
“びわ湖、ええやん”、って」

そしてびわ湖は何よりも、釣りの世界では、世界一の湖であるということ。

田城「釣果だけでなく、治安もよくて、環境も設備も整ってますし」

そんな意見を、小野さんがまとめてくださいました。

小野さん「”世界一のびわ湖で、かっこいい(つり)人になる”。
じゃあ、かっこいい釣り人ってなんなのかというと、自然に対する感謝の気持ちだとか、地域とのつながりとか。
釣りに出会ったからこそ、そういうことに気づけるようになった」

こんな流れで、キーセンテンスは、

「世界一の湖、びわ湖で、もっとかっこいい(つり)人になる!」
に決まりました。

そして、かっこいい(つり)人とは、

・地域とつながる。

・自然に感謝する。

そこで小野さんが、あ、と声を上げました。

「あと、もうひとつ」

One  More Thing.  

「子供に伝えるとか、次世代へ継承するとか、そういう言葉を」

最後のピースが、カチリとはまった瞬間でした。

これが、私たちの、びわ湖への約束です。

「世界一の湖、びわ湖でカッコイイ(つり)人になる」

カッコイイつり人とは、

・地域とつながる。

・自然に感謝する。

そして

・次世代につなぐ。

1~7までの項目は、「びわ湖版 SDGs(持続可能な開発目標)」です。

強力なメンバーが集まってくださったおかげで、とても充実したディスカッションができました。
これもびわ湖がもたらしてくれたご縁です。ありがとうございました。

付箋をどんどん作成してみごとに整理して、この写真も撮ってくださった滋賀県立大学のOさん、ありがとうございました。

エンディングまで一気に書こうと思いましたが、またまた長くなりましたので、次こそ、最終回にしたいと思います。